大原女

読みおはらめ
品詞名詞
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意味

(1)歌舞伎舞踊の一つ。長唄。変化物。作詞:二世瀬川如皐(ジョコウ)、作曲:九世杵屋六左衛門。『奉掛色浮世図画(カケタテマツルイロノウキヨエ)』の中の踊り。 おかめの面をつけた小原女の姿から、引き抜きで毛槍を振る奴(ヤツコ)に変わる、おかしみの踊り。

(2)京都北郊の大原(オオハラ)や八瀬(ヤセ)あたりから、柴(シバ)・薪(タキギ)・黒木炭・木工品などを頭にのせ、京都の町へ来て売り歩く行商女。 木綿絣(モメンガスリ)で帯を前で結び、赤い三幅前掛(ミハバマエカケ)をつけ、手足は紺木綿の手甲(テッコウ)と脛巾(ハバキ)、草鞋(ワラジ)履(バ)きという独特な風俗であった。 「おおはらめ(大原女)」,「黒木売(クロキウリ)」とも呼ぶ。(桂女)(2)

総画数
 16画
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